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屋根のお話。

更新日:9月11日

少し前に屋根の下地部分のブログを書いていたのですが、その後の仕上げのところが書けておりませんでした~(汗)


絶賛工事中の那須の現場から


二重垂木ならぬ屋根構造梁+垂木による屋根構造


その続きのお話です。


まずは、先日の納まりのおさらいです!


ケラバ側(勾配側)の垂木も通気(換気)を持たせながら、野地板を張り進めていきます。

軒先、ケラバ側共に広小舞(黒い部分)には樹脂製にしています。

(野地板も1820mmの真モノと910mmがそのまま納まります!) これは、雨染みのリスクが高い部分でもあり、見上げた時に木材部分が見えないようにするためでもあります。 ※機能性と見た目を両立させたものです!

屋根通気垂木


ハイムシールドルーフ

そして野地合板の上には防水のためのルーフィングを張っていきます。 ウルト製のルーフィング(ハイムシールドルーフ)は、タッカー針はすべて重ね部の下側だけになります。 重ね部分はテーピングしており、重ね隙間もなくしています! なので、写真に写っている部分はどこも貫通穴がありません。

屋根材を留めていくためにはビスが貫通する部分もありますが、ガンタッカーの穴がないのは、安心感がとてもあります!!


そして、ここからが一番のあんしん部分です。


同じウルト製のベントシートを施工していきます。

こんなイメージです。

ベントシート納まり


何がどう違うかというと。。。


瓦葺きを参考にします。 弊社でも採用しているマルスギさんの納まりです

瓦の納まり

瓦葺きをする際には、瓦を留めつけるための瓦桟という木製(樹脂もある)の引掛け桟を施工していきます。 そこに瓦を留めていくのですが、その桟木のまわりには必ず隙間が出来ます。 できるというか、つくります! それは、瓦の隙間から侵入した雨水を流したり、その水分を乾かしていくために通気をさせていたりします。 瓦そのものは一次防水のためのもので、その下にあるルーフィング材が最終防水のものになります。


瓦の下を雨水を流すことを想定しているので、瓦葺きは通常4寸勾配(21.8度)以上の角度を必要とします。

低重心、低勾配で屋根をつくるとどうしても金属屋根葺きが多くなっていきます。

低勾配の湿気分の排出、万一の雨水対策には外壁部分同様に通気部を設けることが必要だと思うのです。

従前からあるアスファルトルーフィングは、イメージどおりで、防水材です。

防水はしっかりしてくれますが、透湿性能はありません。。。 小屋裏換気がしっかりできていれば、透湿できなくても問題はおきません! けれど、見えない気がつきにくい小屋裏の換気を疎かにすると結露を助長したり、屋根組の強度低下を招くことになってしまいます。 床下は、居室の湿気にも影響するので気にしやすいのですが

何気に屋根の中。

小屋裏の換気対策って重要だったりするのです。 数年前に起こった竜巻被害で屋根がそっくり飛ばされてしまった被害もこういった結露や蒸れによる強度低下もあったのではないかと言われていました。 いくら金物で補強してみたりしても、

その金物を留めている下地が効いていなければなんの意味も果たしません。

床下の土台や柱にシロアリ被害がある部分に耐震しても意味がないのと同じです。



目に見えない“湿気”をどう考えるか! が重要なのです。


これを施工しなくても通常に家は、持ちます。

ダメな訳ではありません。


私自身もウルトのベントシートを見せてもらうまでは、なんとなく当たり前に金属屋根工事をしていました...


でも、見てしまったんです。


ベントシート模型

このサンプル模型を!


合点がいくというか、

なんとなく使っていたもの当たり前だったものに疑問が出来てしまいました。


知った以上、使わなければ安心が担保できません。 ベントシートでなくとも、金属屋根の湿気対策・結露対策があれば他のものでよいと思います。


ルーフィング材と屋根仕上げ材の“間” ここを判りやすく納得させてもらえた構造でもあります。


そんな訳で、現場ではこんな感じになっていきます!

ルーフィング軒先

軒先、広小舞にはテーピング 樹脂製にしたことで相性もよさそうです。

万が一の雨水の侵入に対しても、絶対に内部には侵入させません!!

ベントシート施工

屋根先、四方にはベントエッジ樹脂製通気材を留め、ベントシートこのもじゃもじゃのシートを張り付けていきます。


ベントエッジ施工

唐草部は通気を1cmとり、通気を確保していきます。


肝心の棟部分

ここは、メーカーの納まり図にはありませんが、職人さんたちと相談しながら日本住環境さんのリッジベンツの納まりを流用です。


現物を当てながら、検討中

棟換気納まり

棟部のベントエッジ(ウルト)の下にもへの字の受け材を納めます。


ここから、壁の通気胴縁間を通って、屋根垂木間を通ってきた気流を棟部から排出します。 軒天井部分にも換気材がつきますので、野地板の下部も同時に換気させていくことになります。


SGL横葺き
棟換気
リッジベンツ

こんな感じで棟換気部も納まりました♪ 施工中の写真も撮っておいてくれたようなので、早めにもらっておかねば!

ですね^^


このベントエッジの通気部を下からみるとこんな感じです。


軒先通気

破風板(木部)の上の黒い部分が樹脂製の広小舞

その上に見えるグレーの部分がベントエッジになります。



もう何年も前になりますが、

ご近所の金属屋根の棟板金の釘の保持力がなくなり、抜け落ち落ちそうになっているものを修理したこともあります。


その時にみた下地木材は、雨水を吸い上げていることもあり

痩せ、劣化していました。


やはり、木材を永く持たせる方法は

湿潤な環境にとどめておかないことに限ります。



湿気ついでに書いておくと・・・

昨日かな??

お昼の番組で、夏の逆転結露の話をしていました!!

もちろん興味深々、見ていましたが 話がどんどんずれていく


巾木際にカビが出来てきたので、壁をはがしたら

強冷房下で断熱材の偏り、不足?!があったのか、気密シートの中の断熱材が結露でぐしょぐしょ!!

出演者さんたちみんなが、自宅が心配。。。

みたいな衝撃映像の話でした。


これを是正するには、断熱材の再施工しかないのに ゲストの業者さんは、室内の湿気対策の話ばかり


浴室のカビは、出るときに50度以上のお湯をかけて上がれば死滅するので発生しにくいとか...

店舗の無断熱の壁の裏側がカビだらけとか...


もちろん、日常生活における見える部分も大切なのですが

せっかく壁体内の夏型結露の話を出したのだから、建物の重要性のところも出してほしかったなぁ

 

あの現場の映像のお施主さんの悩みは、お風呂の話ではないと思うんだけどな。。。 やっぱりTV的になってしまうんですねー


建物の問題(課題)と暮らしの問題(課題)はちと違うかも “カビ”という問題を一緒くたにしてしまっては、見ている方も混同するしよくないなと思ってしまいました(汗)


細かいかもしれないけど

やっぱり気になる番組でしたね

職業病かもですねー(笑)



高気密高断熱住宅に欠かせない要素は、やっぱり“換気”です!!!

居室における換気と躯体のための換気。


月曜日にも書きましたがやっぱり大切なことです。

換気と換気と…(8/4付)

↑↑↑

よろしければ、こちらも



そんな訳で着々と現場も進んでおります♪






今週も最後まで読んで下さりありがとうございます♪



私たち那須住宅は栃木県大田原市、那須塩原市、那須町を中心に高気密高断熱住宅を自然素材を使って新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。

耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.3・C値0.3・自然素材でつくる工務店です。







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森里川海

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