応急仮設住宅
- 益子晃人

- 5 日前
- 読了時間: 4分
先日、応急仮設住宅の実習訓練に参加させていただきました!
弊社も長く所属させてもらっているJBN(全国工務店協会:JAPAN BUILDERS NETWORK)なのですが、栃木の支部会として「とち木をつなぐ家づくりの会」の会員であり副会長というお役目を拝命させてもらっていたりします。
(事務局がしっかりしているので、おまかせしてばかりですが…)
全国の会員さんたちに遅れながらも私たちも栃木県と災害協会を締結しております。
そんなこともあり、この日は全建総連(職人さんたちの労働組合)の大工さんたちと合同で応急仮設住宅の施工技術講習会が開催されました。
仮設住宅の長屋を想定した界壁部分の施工となります。


この日は、実際に能登へ行かれた方もおり、実際の現場の話もお聞きすることができました。
電気の問題だったり、材料だったり…
意外なところでは、施工方法が地域で異なることがあったりしたそうです。
職人は多数集まったとしてもそれを仕切る監督が不足していることもあるとか。
支援物資でも似たようなことがありましたよね。
私たちに出来ること
事前に検討しておけることが何気にたくさんあることを知るよい機会にもなりました!
施工ばかりでなく、
段取り側のことも準備が必要そうです。
県南の大工さんたちが中心に集まって下さっていたので、これからも業者間の交流を深め、よい連携がとれるようにしていかなくてはなりませんね!
もちろん、こういった現場が発生しないことがいちばん大切なことは言うまでもありませんが…
私たちのつくるお家が耐震等級3を定め、さらには許容応力度計算を加味しながら、家づくりをしているのは、全国で建物に起こってしまった経験と事象を踏まえると、これだけの性能を持っていないと、こういった仮設住宅のお世話になる確率が高くなるからなのです。

バランスのよい耐震性と機械設備頼りではない省エネ性能を考えると、パッシブデザインを採り入れたものへとなっていきます。
真冬でも最小限の熱量で暮らすことの出来る家が、丈夫に出来ていること。
これが安心につながり、日常に近い暮らしを可能にします!
(今、施工している那須のNW-baseでは、20坪(40畳)の平屋を6畳用エアコンで全館暖房予定です)
家は、命を守る場所でなければなりません。
倒壊を免れたとしても、住めない家では価値ある家とはいえないかもしれません。
自然災害にあったとしても、
住み続けることのできる家づくりが必要なのです。
これを任されているのが、私たち住宅建築事業者のあるべき姿なのだと思っています。
その道のプロとして
最良の方法を知っているのであれば、やるべきです!
もちろん、予算という現実の壁も存在します。
けれども、そこで削った材料が命や生活に関わることが判っているのなら、単純に変更したりすることは出来ないのです。
家は、お施主様一代で解体されるような消費材ではないのです。
もう住宅ローンの完済と共に解体されていたような時代ではありません。
そんなことをしているから個人それぞれの資産が形成されずに日本が貧乏になっていくのです。
家づくりを50年、100年というスパンで考えてみてください。
そこで資産価値のある建物を住み次いでいくことを想像してみてください。
修繕費がかかることはあっても、家賃払いのような支払いはなく、しっかり手元に残っていくのです。
そのために多少初期投資がかかったとしても、その後のランニングコストがかからない暮らしをつくることが大切になるのです。
残念ながら、日本全体がそうなることはなかなか難しいのが現状です。
既存の建物が相当な数があります。
それを改修していくことも私たちの大切なお仕事ともなります。
そこにも間に合わなかったときのために
私たち技術者が集まって、避難所からいち早く暮らしの場をつくるお手伝いをさせて頂くのです。
東日本大震災以降、栃木県では大きな震災は起こっていません。
これからも起こらないことを願うばかりですが、こればかりは願ってもいつかやってくることを想定しておかなくてはなりません。
能登へ行かれた大工さんたちのように、県外へお手伝いに行くことだってあるかもしれません。
避難訓練同様に、仮設をつくることも頭に入れておかなくてはならないのです。
最近自分でもよく言葉にする
『自分ごと』
日々、そんな風に考えられるようしておきたいものです。
今週も最後まで読んで下さりありがとうございます♪
私たち那須住宅は栃木県大田原市、那須塩原市、那須町を中心に高気密高断熱住宅を自然素材を使って新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。
耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.3・C値0.3・自然素材でつくる工務店です。






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