アレルギー
- 益子晃人

- 16 時間前
- 読了時間: 5分
数年前の建築予定地の刈り払い作業中にオオスズメバチに刺されて、動揺しながらも病院に駆け込んだ日も懐かしく思えるようになりました(汗)

前職の時には何度もスズメバチの駆除に行ってはいたものの、一度も刺されることなく過ごしていたのですが、上司はあと何回刺されると…とかいろいろな話が出たものです。
もっと身近なところでは、杉の花粉による花粉症がもっとも有名かもしれませんね!
食物によるものだったり、アレルギー症状の原因は、本当に多岐にわたります。
オオスズメバチに刺された時にも病院の先生に確認しました!
先生は、「刺されてから30分程度経っても何の症状も出ないなら、大丈夫だよ」と、普通に言っていました。
結局、ハチ毒もアレルギーからなるアナフィラキシーが起こるかどうかによるものと、きちんと教えて頂きました。
私の場合は、幸い特にひどい症状もなくただただ痛みと闘っていた気がします。。。
抗体による過剰な反応がよくないのだから、杉の花粉もホルムアルデヒドに代表されるような薬剤によるアレルギーも誰にでも起こりうるものなのだと思うのです。
私自身は、ここ数年花粉症のボーダーラインを彷徨っているような状況ですが、ホームセンターや家具屋さんのとあるコーナーに行くと目と鼻に違和感を感じることもよくあります。
住宅におけるシックハウス症候群に対応するよう法整備がされたのも2003年からになります。
それまではある意味、無法地帯でもあったのですが、もう20年以上もの月日が経ちました。
住宅の工事に使用される建材は、一定基準値以内に定められたものがほとんどで⭐︎の数でそのグレードを決めていたりします。
一番上から
F⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
F⭐︎⭐︎⭐︎のように⭐︎の数が少なくなっていくのですが、実際にはF⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎以外を見つけるのは難しいかもしれません。
それくらい各企業が基準値をしっかり守って製品化されています。
しかし、これはアレルギー症状を持たない健康な方にとっての指針というものかもしれません。
健康であっても“卵”でアレルギーが出てしまう方のように、それぞれ個人差があるものです。
そのたったひとつが命に係わることだってあるのです。
私たちがつくる新築の住まいは、そのほとんどの方により心地よい空間をつくりたいので、直接触れたり目にふれる場所の仕上げの素材には自然素材を使う仕様となっています。
自然素材を使うということは、家づくりの原点回帰でもあります。
工場で量をたくさん作ろうとしていた時代の考え方ではなく、身近にあるものを使いながら、自然にも身体にもいいものを上手に使っていくつくり方です。
そんな考えのもとで那須住宅の標準仕様は決められていきました!
それでもこの仕様は標準であり、時には変更することもあります。
でも、その理由は価格であってなりません。
耐震等級3決めているように
耐震等級2では安心が提供出来なくなってしまいました。
これと同じように質を下げることは私には出来ないのです。
別な仕様があったとしても、それはより良い住環境ができることを考えているからなのです。
もちろん、家づくりにおいて価格や予算は大切な要素であることに変わりありません。
そのために、経験や知恵、職人さんたちの技術によって様々な工夫も検討されていくのです。
現在進行中の那須のNW-Baseは、アレルギーの方にもよりよい空間となるように様々な工夫がされているのです。
仕様変更となったポリエステル断熱材もその一例です。

同じ繊維系断熱材でもありますが、衣服にも使用されるポリエステルなので、薬剤処理がありません。
気密施工の外側でもありますが、気密シートが可変タイプでもあるので、夏場に湿気と共に室内側へ透過することも懸念されるので安心を優先させて頂き、変更となりました。

匂いに対する工事が必要なのに、私にはその匂いが嗅ぎ分けることが出来ずおります。。。
けれども、そこはお施主様のご協力の元、一歩ずつしっかり進めさせて頂いております。
那須での暮らしがよりここちよいものとなるよう願っています。
今、現在がとても貴重な経験となっていることは言うまでもありません!
アレルギー症状とか、ない方がいいにきまっています!
でも、明日にも自分に起こるかもしれない変化なのです。
他人事ではないのです。
暮らしを包む“家”をつくっている以上、その暮らしをなんの気兼ねもなく、ここちよく過ごせるように…
私が身につけるべき、技術なのかもしれません。
現代の便利すぎる世の中は、人が本来持っているチカラを忘れさせてしまっているような気さえしています。
できるだけ、気持ちや身体を自然にむけて小さな変化を感じられるようになると、日々の暮らしが少しずつでも面倒(汗)で丁寧な暮らしになると思うのです。
それが今まで忘れていたような
新たな感覚やチカラを自然は与えてくれるような気がするのです。
“自然とつながる豊かな暮らし”
を私たち那須住宅は考え続けていきます。
今週も最後まで読んで下さりありがとうございます♪
私たち那須住宅は栃木県大田原市、那須塩原市、那須町を中心に高気密高断熱住宅を自然素材を使って新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。
耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.3・C値0.3・自然素材でつくる工務店です。






コメント