冬至。
- 益子晃人

- 4 日前
- 読了時間: 4分
更新日:3 日前
本日、22日は『冬至』になります。
一般的には、一年で一番陽の短い日ということですね!
日本人は、太陽のことを「お日様」とか「おてんとさま」など、いろいろな呼び方をすることがあります。
それも元々農耕民族であった人々が、太陽という大きな自然には逆らえないし、その光や温かさで命が育まれることを大切に思っていたからこそなのだと思うのです。
ここ大田原市は、風もだいぶ強めに吹いたものの明るい日差しをもらえていました。
午後は、新建ハウジングの三浦社長さんのセミナーを聞きに宇都宮へ行っておりました。
帰り道気がつくと、おてんとさまはもう山の陰にいってしまいました。

(鬼怒川の土手から)
この一年もありがとうございます。
そんな思いの夕暮れでした。
一年で一番太陽のパワーが多くない日だからなのか、冬至には“運(うん)”がつくものを食べる。という習慣にもなっています。
かぼちゃ(なんきん)、にんじん、れんこん、ぎんなん、うどん(うんどん)etc.
“ん”がふたつも入ってるからよいみたい〜
柚子湯は、強い香りから邪気を払う意味があったり、融通?縁起物とされてます。
寒い日本の家では、身体を温めるためにもよいものとされていますね♪
(寒くない家になることの方が大切なのですがぁ(汗))
先日も柚子の木の下のガラス交換にも行ってきました!


物々交換?ではないですが、柚子もたくさん頂きました!
おでんとさまのいる時間が短いということは、その高さも一番低いということになります。
私たち那須住宅がつくる新築の住まいは、自然と共に暮らすことを考えます。
なので、一年を通しておてんとさまの光がどこから暮らしを照らしてくれるのかを考えます。

計画段階で、一年の太陽の軌道を検討し、間取りのプランと配置を決めていきます。 この写真は極寒気の二月を検討していますが、調査時は生い茂っていますが冬には落葉して陽が入ってくれます。
夏場は、このさらに上の枝葉がない部分も通っていくので、屋根の向きを検討しながら日射の遮蔽をしていきます。

パッシブデザインという考え方を考慮し、日差しをコントロールするのです。
コントロールするといってもおてんとさまをこちらの都合で動かすことはできないので、窓の位置や庇の長さを検討しながら、プランされていくのです。
現場のNW-Baseでは、軒先も進んでいます。

今回は、シンプルな外観に合わせて、ストライプのスッキリタイプです。
標準仕様では杉の羽目板張りなのですが、木材そのものの匂いや塗料の匂いを考慮して木材ではないこんなかんじに仕上がっております。
軒部の高さにもよりますが、概ね90cmはど出していることが多くあります。
軒ゼロの四角い家も多く見ることが増えましたが、私たちは建築コストを下げるために必要なものを削ったり、辞めたりしません。
軒や庇をつくることで欲しいものを入れ、不用なもの防ぐことも出来たりします。
中間期の静かな雨の日なら、窓を開けておくことだってできたりします。
軒や庇は、窓を開けるというちょっとした日常の一コマをつくり、感性豊かな暮らしをつくりだします。
昨今の高性能化住宅には不用とされるかもしれませんが、那須住宅のつくる暮らしには大切なものとなるのです!
その土地に合わせた暮らしというと、何か制限があるように思えるかもしれませんが、その場所を最大限に活かすための暮らしをつくることも私たちの大切なお仕事のひとつなのです。
より身近でより短い冬至の日でもありますが、明日からはその“恵”が毎日増えていく日々でもあります♪
冬至は、「太陽の誕生日」とも言われるらしい…
おてんとさまのパワーを感じ、感謝することで毎日がより豊かなものとなりますように。
寒い家に住む住人としては、冬の夜はあまり得意ではありません。
明日が急に変わる訳ではないのですが、なんだかワクワクする日でもあります♪
個人的には、今日の冬至と2月の立春(節分)がなんとなーく心や頭がうれしい季節ともいえます。
今週も最後まで読んで下さりありがとうございます♪
私たち那須住宅は栃木県大田原市、那須塩原市、那須町を中心に高気密高断熱住宅を自然素材を使って新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。
耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.3・C値0.3・自然素材でつくる工務店です。






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