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あいまいさ

聞いている

聞いていない


見た

見ていない


やるかやらないかのように

日常では、正しい正しくないの正誤で判断されることが多くあります。


物事を進めていく上では

意思決定をしていくための大切な要素でもあります。


人はそれぞれの人生をひとつの道のりを選んでいかなければなりません。

ふたつの生き方をを同時選べないのです。


道標

(写真は会津中海道(登山道)・大峠の分岐)


ひとつひとつを選択し続けているのです。


自身にとって、正しい正しくないという判りやすい選択もあれば

正しいと正しいのどちらかを選ばなければならないこともあるかもしれません。


そのときの優先順位で選ぶ

必要としていることで選ぶ

身体が向いている方を選ぶ

ひとりで選択をしなければならないときにはそんなことを基準にするかもしれません。


ときには

家族や友達、会社の仲間と相談することもあるでしょう



自分と他者がいるときは

その選択をしていくときに、すぐにどちらかを選べることは多くないと思うのです。

自分と同じ価値判断となる方

自分とは異なる価値判断となる方

それぞれに多様な考え方が出てくるものです。


その多様な価値を組み合わせ

よりよくなる選択をする。

そんなプロセスが必要となるのです。



アウトドア特にダウンリバーにおいては、判断に時間がかけられないこともしばしば...

ちなみに川ではスカウティングといって、流れを読み漕ぐルートを確認したりします。


スカウティング

ゴール地点は同じ。 どこをどう通り漕ぎ進めていくかは自由なのです。 思い描いたルートをうまく漕ぎきれるかは自分の技術次第!!


たとえ、思ったルートをとれなかったとしても ケガをしなければ、

無事に漕ぎきることができればOK♪


安全に愉しく漕ぎきるために技術を学びます。


川の流れは世の中の流れ

川の流れは、世の中の流れ。

その流れを読み、どこを通りどう下るのか?


これもまた生き方と同じく選択の繰り返しなのです。




即断できないときの判断。

判断をするそのあいだ。


人って、ともあれ日本人って

あいまいさの価値を持っていると思うのです。


どちらともつかない感覚

雨季と乾季とかではなく、今のちょうど春と夏の間のような...

梅雨の前のここちよい時期♪

暑さも感じると初夏ともいえる四季の移ろいを感じる感覚



こんな中間のようなあいまいさに

日本人的な感覚があると思うのです。 (海外の方との交流がないので、あくまで個人的な感覚ですが)


結論や決定をしていく上で

他者の意見を聞き、感じることができる。


これは、自然と共に暮らしてきた日本人の持つ感性だと思うのです。

自然を受け入れ(受け入れさせられる)暮らす生き方

日本人に備わった“あいまいさ”です。



狩猟民族のように

“やるか、やられるか”ではなく

農耕民族として

“自然と共に協力して暮らす”


自然を受け入れ、

他者を受け入れていくためには

ときに、あいまいさも必要となります。


この適度な時間や距離が

お互いの価値を尊重する時間ともなっていくのです。


自身を信じ、思いを論破することもときには必要かもしれません。

でも、目の前の相手を思い言葉尻を変えることも必要です。


言いたいことだけ言い

相手の話を聞けない(正しくは、受け入れない)と

トラブルにだってなりかねません。


判りやすくいえば

“言った言わない”もそうかもしれません。




地球は自然で成り立っている

山も川も海も自然です。

その中で暮らす動物、人も自然なのです。


自然を受け入れて暮らしてきた私たちは

相手も受け入れるようにできているのかもしれませんね


改めて、抖擻(トソウ)で教えて頂いている

『うけたもう』の言葉がこころに響きます。


うけたもう


受け入れるための時間や距離感が

“あいまいさ”という言葉で表現されるのだと思う。


この“あいまいさ”をそのままにすれば

聞き流すことにもなってしまうので気をつけなければいけませんね


それでもこの中間領域ともいえる要素のあいまいさは

生き方や暮らし方をよりよくすることにつながります。


人はロボットではありません。

0か1か?

YESかNOか? で生きている訳ではないのです。


私たちのような小さな会社では

結論よりもそのプロセスが大切な気もしています。

万人に当てはまることを優先しないので

小さな会社だからこそ、細かな思いが伝わる...

だからこそ、“うけたもう”“受け止める”チカラが必要なのかもしれません。


受け止めるためのあいまいさを

短時間で活用することも

長い時間を使って活用することも

それぞれに良さがあります!


上手に使いながら愉しく暮らしていきたいですね♪


これらは頭の中の生き方暮らし方でもありますが...

同様に物理的に暮らす方法というか

暮らし方が、私たちの考える“土間”にあります。


家の中ではありますが、

外のような使い方が出来る部屋。


中と外の温度差も和らげる緩衝帯のような役割を持つこともあります。


アウトドアとインドアの両方の良さを

兼ね備えた空間が“土間”になるのです。


電気やガスなどのライフラインが未発達だった頃には

なくてはならなかった空間でもあるのです。

薪釜での煮炊きはもちろん、暗くなってからの農作業の続きや準備をしたり...


現代ではそういった使い方はしないまでも

洗濯ものを干したり、薪ストーブを置いてみたり、アウトドアや趣味の場となってみたり

使い方はあなた次第!無限の可能性しかありません?!

土間

広いとこんなこともー

NASUNO BASE CAMP

(NBC作業場にて:ワークショップでのひとコマ)

どんな場所に

どんな土間があったら愉しく過ごせるでしょう♪

ぜひ考えてみてほしいです。



今日は、日常の親子げんかから“あいまいさ”を再認識し

日々考えていることを綴ってみました。。。(汗)


「なにがしたい?」

「どうしたい?」

きちんと自身の意思表示をしながら、異なる意見を受け入れ

その時間や距離感をきちんと考えてみませんか


きっと、

ワクワクが広がる…

どんどん大きくなると思うのです〜




いつも最後まで読んで下さりありがとうございます♪



私たち那須住宅は栃木県大田原市、那須塩原市、那須町を中心に高気密高断熱住宅を自然素材を使って新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。

耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.3・C値0.3・自然素材でつくる工務店です。





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Tel 0287-23-2224 Fax 0287-23-8589

森里川海

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