セミナーweek!
- 益子晃人
- 3月17日
- 読了時間: 7分
先日、中国から現場で使うブツが届きました!
1〜2日で発送とありましたが、日本在庫がなくなったらしく中国からの直送。

なんかTVでよくみる黄色い物体(汗)
怪しさ満点です。
中身は、何かのタイミングでお披露目してみますので迄ご期待?!です。
今週は〜
正にセミナーWEEKでした〜

我々、地域の工務店はどうあるべきか!
昨今の建築業界の動向や大手のメーカーさんたちのこれから。
高性能化はもちろん
これ以外に進めるべく道はありません!
ホームページをリニューアルする時に、考えに考え悩み抜いた三方よし。
近江商人の売り手よし、買い手よし、世間よし。
今では“未来よし”が加わり四方よしとも言われています。
自然が大好きな私は、三方よしに未来ではなく“自然よし”を加えた四方よしを思い描き日々お仕事させてもらっております。
人も自然の中の一部です。
人間だけが特別ではないのかもしれません!
このセミナーでは、高性能化することでライフサイクルのCO2排出を削減していくことはもちろんですが、工事中や解体されていく際の環境配慮も進めていかなければなりません。
我々企業側の削減も粛々と進めていくものです。
慣例や当たり前をもう一度見直していくことも必要そうです。
オストコーポレーションの吉田さん
結めぐるの篠崎さん
今回も貴重な機会をありがとうございました。
そして、その翌日にはオンラインセミナーです。
所属団体でもあるJBN
環境委員会からの現場レベルでのたくさんのお話。
業界のトップランナーさんたちの付加断熱のノウハウや考え方をお聞きすることができました!
弊社でも標準採用している付加断熱工法ですが、付加断熱といっても施工方法はそれぞれに違っています。
現在、標準の納まりとなっている屋根の取り合いも正に皆さんが取り組まれていることと同じことがたくさんあり、安心している自分がいます。
防水や通気、透湿のこと。
考えていたこともやりすぎではないものでした。
つくり手が納得できるものをカタチにする!
これも売り手よしなのだと思うのです。
納得出来ないものを世の中に出してはいけないのかもしれません。
自分の思う範囲の中で、最善を尽くす…
これしかありませんし、
これしか出来ないのかもしれません。

いくつかスクショさせて頂きました。
復習して、バージョンアップ出来るよう努めます!
足立さんをはじめ、講師として発表くださいました皆様、貴重な現場のお話ありがとうございました!

伏図をチェックしながら改めて思います…
間崩れしてるので、少し材は増えたけど
これなら、安心の構造かつくれる!
耐震性能も許容応力度計算をしながら、安全を担保する。
造る大工さんにも出来るだけ負担を減らしながら、高性能で無駄のない材の使い方もできる。
住まい手となるお施主さまにとっても末永くここちよく暮らしてもらう…
那須住宅の家がそこに建ち、地域の環境負荷が他のものよりも減らすことができる。
そんなことを考えながら、万全の準備を進めてまいります!

3つ目は、いつもお世話になっている問屋さんの渡商さんのセミナーでした。
LIXILの新商品が出てくるこの時期ですが、来月からの法改正について、改めて勉強に行ってまいりました。
新築はもちろんのこと、今まで問われなかった部分のリフォームについても建築確認が、必要となることが出てきます。
私たち建築士が書いたものを合っているか否かを判断していた建築確認ですが、これからは特例が認められなくなります。
ここでは詳しくは書きませんが、構造と合わせより詳しい書面が必要となってきます。
安心、安全のためですからよいことに違いはありません。
時間がかかることが考えられますので、工事前の準備の時間も予定に入れなければなりませんね!
ちなみに新商品は、よりシンプルになってきたように思います。
よくもわるくも他社メーカーさんとも違いが少なくなっている感じです。
まさに横並び状態です。
渡商さんいつもありがとうございます!
改めてよい学びの時間となりました。
そんな中ではありますが、
私たちは、より使いやすく末永く使い続けられるものを選んでいきます。
新しいものが、わるい訳ではありませんが流行りものは、きちんと見極めなければなりません。
お家は
“流行りで建てるものではない”
からです!
10年も経つと、家電やその他設備機器が壊れることがあります。
その時にそれがありますか?!
修理をしたり、交換できるものにしておく必要があります。
そのための価値、判断をプロである私たちがその目利きしていかなければなりません。
以前どこかで書いたかもしれませんが、某メーカーさんにも新商品もいいけど、10年それ以上の単位でつくる定番グレード(商品)をつくってと頼んだことがあります。
標準採用するから!と。
ま、年間しれている棟数の弊社が何か言ったところで変わるものではありませんが、私たち地域の工務店がほしいものは、最新よりも安心して使い続けられるものなのです。
暮らしていく中で新しいものへ交換することも必要なことでもあります。
でも、時には修理をすれば使えるようになることもあるべきだと思っています。
理想は、お家本体と同じで手入れをしながら使い続けていけるもの!
現在も弊社の創業間もない頃の築43年になるお住まいをリフォームしております。

当時は、断熱も薄く一般的に流通していた合板製の床材を使用していたりして、しかも一重張り。
床下の湿気を吸ってしまい、床にたわみが出てきていました。
残念ながら、部分修理ができなくなりました。
それでも解体をせずに出来る方法でリフォーム中です。
二度ほど床下より部分補強をさせてもらっておりましたが、あちこち増えてしまったためバリアフリーも考えながら、既存+二重張りとしています。
これから新築されるお家は、こういったことのないようにつくられていかなければなりません。
40年も前だとお家の高性能化なんて考えはなく、まだまだ大工さんの経験がものを言う時代だったと思います。
そこに新たな合板や建材がどんどん出てきた時代でもあります。
まだまだバブル時代で、新しいものでよりやすくつくることができる。
そんなこともあったかもしれません。
そういう意味では、“量”の時代ですね。
経験と新製品が混在し、何が最善かが問われなくなっていたのかもしれません…
こういったお施主様たちと永くお付き合いさせて頂いていると、よくなかったことも少なからず出てきます。
現在のように販売前に実験や検証されることもあったかもしれないけれど、そこまで考えて採用されていなかったかもしれません。
業界の悪い慣習で家は、20年、30年で建て替えるなんてことも言われた時代です。
私が仕事を始めた90年代ですら、総合展示場では建て替えの見込み客として考えられていました。
日本の資産が増えない元凶だと思っています!
話はズレてしまいましたが、
この4月からは建築に関わる法律が大きく変わってきます。
世界的にもより環境を考えた持続可能な暮らしを考えていかなくてはなりません。
人は自然です。
自然の一部にすぎません!
その人が自ら自然を壊しているのです。
利便性を優先しすぎると
人を優先しすぎると
バランスが壊れていきます。
ここで私が書いてみても
私の周りの人たちが読んでくださるだけかもしれません。
それでも、
その事実を知っているのであれば、出来ることから変えてみませんか?
ひとりでも多くの人に伝われば…
いつかは、8,000,000,000人っ!!!
あとは、その8,000,000,000人がどう考え行動するかです。
一日でも早くその日となりますように。
思いの他書いてしまったので、
珈琲、山ネタはまたこんど
いつもブログをお読み下さりありがとうございます♪
私たち那須住宅は栃木県大田原市、那須塩原市、那須町を中心に高気密高断熱住宅を自然素材を使って新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。
耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.3・C値0.3・自然素材でつくる工務店です。
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