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現場だより

執筆者の写真: 益子晃人益子晃人

先日、整地作業を終えた現場へ地縄張りへ行ってきました〜


こちらの別荘地は、かなり昔に開発されていることもあり、道路の中心線までが敷地となり、舗装されている部分は持分のようにして管理されています。


一般車両の通行を制限していたり、管理事務所がしっかりとしているので、道路等の管理もよくされているように思っております。

(作業の軽トラもよく走ってるし)

将来的には町へ移管も予定しているとか。


ともあれ、古くからある別荘地ですが、いつも気持ちよく来させてもらっております。

整地の作業中も、車を側溝ギリギリで停めてみたり細心の注意を払いながら進めていましたが、駐車スペースがあるのはやっぱり安心ですね〜♪

最終的には、1、2台分となるかもしれませんが、工事車両用ということで仮に3台分確保しました。


地縄張り

今回は、レーザーが使えなかったので、じみ〜にアナログで矩(カネ:直角)を出していきます。


小学校で習うんでしたっけ?!

直角三角形の対辺の比率

3;4:5 とか1:1:√2とか〜


「当時は、こんなこと大人になっても絶対使わないよー」

って、思ってましたが巻尺やメジャー使って、こんなに大きな四角を地面に書くなんて思ってもみませんでした。


お家って、当たり前だけど 

何となく四角なんじゃなくて、きっちり狂いなく四角なんですよねー!!


対角もしっかり当たって、ほぼ狂いなし!

東南の角が少し低かったりしてるから多少の誤差はあるかもしれませんが、地盤調査にもしっかり準備ができました〜!  


翌朝、朝イチで現場に来てくださった業者さんは、な、なんと群馬からお越し下さっておりました。


私が着いたときには、すでに半分を終えており、「地盤も良さそうですよ!」と声をかけて下さいます。




伐根作業



抜根をしているときに1M弱の深さのところで赤土層が出ていたので、なんとなく悪くは無さそうかなぁ…

とも思っておりましたが、業者さんに言われるとほんと安心しますね♪


地盤調査

次の現場は、太田市だとか。。。

遠いところありがとうございました。


そうそう

この日もしっかり冷えた朝で、地面は霜柱がたくさんでていました!

霜柱

地中の水分が凍りその土を持ち上げます。


子供の頃は、ザクザクが楽しくて踏みしめて遊びながら通学したものですが、今となってはまた考えも変わります。


とてもきれいな氷たちですが、凍結して給湯器や配管を壊したりするように氷となって膨張するその力はとてつもなく巨大な力をもつこともあるようです。


写真のような霜柱なら人載ればザクザク潰れていきますが、この土を持ち上げる力は時に家そのものを持ち上げてしまうといいます。


洪水で家が軽々流されてしまうように、氷もまた強靭な力を持つことがあるのです。


凍ることで持ち上がり、溶けて沈む…

これを繰り返しているとお家が傾いてしまうことだってあるのです。 自然のチカラは偉大です!


そうならないように地面が凍る深さを決める「凍結深度」というものがあります。


私の住む大田原市の地域区分(省エネ基準)は、5地域です。

(なぜか⁇ 宇都宮と同じになってる)


こちらの現場は那須で4地域です。

雪も多かれ少なかれ降るし、まーまー寒いです。

けど4地域です。


不在であれば、水抜き必至の地域ですが、行政からの凍結深度は定められておりません。


基礎の構造にも影響するので、悩むところです。

温暖化、沸騰化とも言われている昨今ですが、平均が上がっているだけで、寒く無くなるわけではありません。

みなさんも感じられているとおり、気温の上下の幅や気象現象そのものの振れ幅がとても大きくなっているのです。


もちろん、いつもより深めに基礎の根伐りをみておくところですが、地域の気温と凍結深度について詳しい方がおられましたら、ぜひぜひご一報にてご教授くださいませ。


冬場の穴掘りって硬くてたいへんですよねー

乾燥で水分が少ないから、凍結深度の設定もないのかな?

繰り返しますが、建築士判断の基準って悩ましいですね。


けど、心強い味方は地域の仲間。

その地域のスペシャリストにお聞きしておきましょう♪


着々と進行中の現場より



いつもブログをお読み下さりありがとうございます♪



私たち那須住宅は栃木県大田原市、那須塩原市、那須町を中心に高気密高断熱住宅を自然素材を使って新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。


耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.3・C値0.3・自然素材でつくる工務店です。



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森里川海

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