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執筆者の写真: 益子晃人益子晃人

更新日:2024年9月24日

暑い(熱い)日が続いております。 外仕事がなかった今日は、少し楽をさせてもらっているかもしれませんね~


現場の皆さまには頭がさがります。

今年の暑さは10月まで続くとか...

そんなお話を昨日聞きましたっ!!


本当であれば、ここ2,3年延ばしていたファン付きベストのデビューがやっと決まるかもしれませんね~(汗)

今の今までなんとか耐え忍んでいましたが、なんか?!熱いですよね...


昨日、お聞きした暑さのお話も農家のご主人様から。

温暖化(沸騰化)も進んでいるんでしょう...

野菜や果物の産地がどんどん北上してるのは実際の話みたいですね。

北海道でおいしいお米が採れるようになったり

山形のさくらんぼが減収、やっぱり北上傾向とか、

つくばで蜜柑がブランド化されていたりと

地域の気候はどんどん極端化しつつ、平均値もあがっています。


近くの人参農家さんも雑草除けのマルチ(黒いビニルシート)で土壌が熱せられて

人参が腐ってしまうそうです。


ちなみにお米は、飼料米の補助金が減少させられ食用米の増産傾向があるようです。 日本人は、やはりというか米から小麦傾向がありますが

国内外国人も多くなり、以前より豊かになっているようでお米の消費が増えているとのこと。


補助金が減少しながら、買取が安い食用米をつくる。

手間暇をかけても高くは買ってもらえない...

農家さんを継ぐ人たちも減少傾向です。


一次産業の補助金は、その施策によって左右されます。

山林もそうでしたが、補助金ありきのバイオマス発電設備が出来て。。。

稼働させるために本来製材されるような木材までもが、その実績のために持ち込まれていたのです。


本末転倒。

なかなか持続可能な世の中にはなっていかないことも多いです。


持続可能な世の中のために

(そんなお野菜の写真はなかったのですが、先月初めてみたニンニクの花を)



そんな世の中ではありますが

きっと、このセカイを変えていくのは中小零細の私たちしかいないのかもしれません。


大企業、上場企業さんでは、売上や生産予定ありきで工場が稼働していきます。

売れる予定でモノが生産されていきます。


人の生活の必要とされる“衣・食・住”

すべてにおいて言えることかもしれません。


“衣”いわゆる服ですよね。

私も学生最後の一年は、営業のことも考えて紳士服屋さんでバイトをしてました!

(転職の合間もココで助けてもらってましたが)

季節を先取りし、新商品が入ってきます。

私もそれなりに頑張り売りましたが、なかなか売切れにはなりません。。。

となれば、次の季節にはダンボールに詰めて会社(たぶん倉庫?)に送ります。

型落ちで安く売ることもありましたが、それでも売り切ることはなかったように思います。


“食”食料ですね

日本のフードロスもよくいわれています。

一人当たり、毎日お茶碗一杯分を廃棄しているらしい。。。


昨年は、イベントにも参加させてもらい

乾物を使いながらおいしく食べる“エシカルカレー”も戴きました!

フードロスのための乾物利用のエシカルカレー

もちろん“0”にすることは出来ないと思います。

それでも今よりも減らしていくことはできるはず!!

ですよね。


“住”私たちのかかわる家です。 家余り。。。

意図することなく増えてしまった“空き家”がそうかもしれません。

20年、30年で建て替えるような施策で、需要の持続を考えたのかもしれませんが

中身のほとんどは住宅ローンでつくられていました。

家は、資産であることに変わりありませんが

建て替えと共に資産が移り変わります。

その資産の中身は、ローンという借金です。


お施主様は、いつになっても資産が増えることはなく

銀行の資産が増えるという仕組みでした。

その銀行が、世の中にお金を出さなければ(家庭もそうですが)景気はよくなりません。


アパートなんかも余り過ぎですよね!

私の住む栃木北部は、人口が増えている訳ではありません。


なのに、解体されるアパートより多くの新築アパートが毎年必ず建っていきます。 当然、空き室は増えていきます。

建てるのであれば、

損益分岐点を超える長きに渡る入居争いに

勝ち続ける価値を持たなければ、先は見えてしまいます...


それなりの価値や計画を持たなければなりません。

建てて儲けるのは、施工会社です。

その後の入居があって、儲かるのがオーナーさんでなければなりません。


家も住み続けることの出来る価値がなくてはなりません。

ちょこちょこ手を入れなければならないような住まいではなく

出来るだけ、維持や管理をする費用を減らせることも必要です。


一見かっこいい流行の建材もあるかもしれません。

でも、流行は流行ものです。

流行ものは、追いかけていると疲れます。

“流行疲れ”なんていいますよね。


毎年のように変わっていく商品や建材は、後に面倒なことが多くなります。

修繕は、小さな部分なのにそこにかかわる全体も直さなきゃならない。

もう同じ柄(似た柄も)はないとか。


よくメーカーの営業さんに今年の新商品を作るなとは言わないから、

「10年とか20年単位での定番品を決めて作ってほしい!!」

「そうすれば、弊社の定番にする」って

ま、

うちみたいな小さなところが言っても無駄なのはわかっているのですが、そんなこと言ってました。

結局、今では新建材類はあまり使わないカタチで今は進んでいます。


やっぱり、流行ものはそのときはいいけれど

後々の対応になると時間がかかってしまうことが多くなります。


大切な暮らしづくりのためには、修理対応もしやすいものがいちばんですね!

小回りの効く、零細の私たちが出来ることから変えていくこと。

これがいちばんの近道かもしれません。


そして、いまあるモノを無駄にしないこと。


少々...

だいぶ前置きが主になってしまいましたが


先日、都内のマンションリノベ―ション物件の見学会に参加させて頂きました!

お施主様は、繊維業界の方。


なかなか表に出ない裏側の情勢をよく知っておられます。

そんな方が、その捨てられてしまう繊維をつかって家づくりを出来ないか?!

と、何年もかけて研究・商品化をすすめておられます。


そんな自邸におじゃまさせて頂きました。


『着るを資源に』ということで

廃棄される繊維を循環率の高い紙類に変え、家づくりをされていました。


繊維資源の壁パネル


コースターがアップサイクルされた天井


自然素材の土壁


リノベーションに必要な解体も極力少なく!

(解体材をなるべく出さない)

見えないところの断熱材も繊維系断熱材の吹込みをする。

ビニールクロスではなく、繊維資源の壁紙を貼る。

繊維をボード状に加工したパネルを様々な見切りを入れながら雰囲気を変化させておしゃれな壁に。


なんとなく知っていそうで、知らなかった世界。

それぞれの立場で気づきを実行し、実現させていく。

“熱い想い”を持った皆様にお会いさせて頂き、自らも改めて考える機会を頂きました!


貴重な機会を頂きありがとうございました。


低温発酵乾燥させた杉材。

その副産物ともいえる貴重な“杉水”とてもビ美でした♪


杉材から出た水・杉水

見た目、香りもほぼなく“水”なのに

飲んでみると杉の香り?味?!がする!!

都心で現場の味を堪能させていただきました~♪



弊社“NASUNO BASE CAMP”では

工事が遅れ気味ではありますが、断熱材に畳の芯材を使ってみています!

畳の再利用

これももっとなにかが出来るかもしれません。 建築業界の中でもいろいろ考えていかねばなりませんね~


ちょっとでも気づいてしまったみなさま〜

出来ることから、行動してみませんか。

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