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現場対応。

執筆者の写真: 益子晃人益子晃人

今日は、聞いておきたいセミナーがあっておのぼりさん。

下町の方で一日お勉強させて頂きました〜

おのぼりさん

お昼に耐震設計でお世話になった野口さんとお久しぶりに再会できました!


おえどの夕暮れもきれいだったけど、写真はなし。

その代わり朝の車窓からの富士山をば。

朝の車窓

そんな一日てはありましたが…



先日、OBお施主様であり同級生でもあるKさんから電話がありました。


洗濯機が壊れてしまって、某量販店買い替えて配送設置してもらおうとしてたんだけど、お宅の洗濯機パンでは設置ができないので、交換が必要だと言われ返品になっちゃったんだよと。


「なんでだろ⁇」

特殊なものは使っていないんだけど…

今度の洗濯機は、底が平らなので排水が左右出ししかできないとか⁈

あ、それと

水栓付洗濯機パンを採用しているから、それもダメなんだとか…



ひとまず、電話口で今まで使っていた洗濯機の型番と購入予定の型番を教えてもらい、ネットで大きさとか施工説明書とか読みあさりいろいろ確認。


すると、翌日Kさんから、その量販店にいるんだけど、「詳しいこととかよくわからないので、もし来れたら来てくれる?」と連絡をくれました。


私もそれなりにいろいろ読んでみて、多少ズラした方がいいかもしれないという結論を持ちながらもなぜ設置できないのか知りたかったので、早速同席、話をお聞きしてみました。


私がネットでみた説明書を明示して大きさや排水の経路等説明をするのですが、担当店員さんは、配送の担当者ができないというので、そのまま受け売りでKさんに話していることがわかりました。


店員さんは内容の確認ごとに走りまわり対応してくださっています。

どうやら、商品の説明は出来ても設置のことは判らない模様…

このままだと、他の欲しくない洗濯機を買うことになってしまうので、Kさんと話をして、私が設置するので配送だけしてもらうことで話をまとめました。



書面通りに設置すれば、問題はないはず…

今までも何度もお施主様引越しで洗濯機も取付してきたので、そんな感じで対応を約束させて頂きました。

(万一何かあってもパンの移設を含め対応出来る自身もあるので!)



配送日当日、さすがに業者さんは早めにきて下っており、丁度運び込みをされていました。


一区切りされたところで、なぜ出来ないのかを直接聞いてみました!

すると、やはり店員さんの言っていたとおりの話を実機を交えて話されます。


洗濯機パン

底を見せられ、フラットな仕様なので下排水は出来ません。排水の左右移設は前カバーを開けて差し替えてくださいとまで言うのです。


私は、そのカバーを開けたところで下へ排水できるはずなのですが!

といっても“知らない”という始末。

真下排水

そのホースには真下排水の表示が。



私が思うに…

“面倒なこと”は出来ないといえば、お客様が払わなくてもよい費用を払って工事をさせ、明らかに簡単な排水ホースを差し込むだけの施工のことしか考えていない。

そんな風にしかとれませんでした。


やっぱり

お客様のことなど考えていない模様…


同じ現場を預かる者として、なにか違いを感じます(もやもや)

自分でいうのもなんですが、Kさんが余計な工事をしたりせずに済んでよかった。

そんな風に思っています。


そんなことも思いつつ、作業に入ります!

この日を迎えるまでに、入念に図面を確認しています。

洗濯機の大きさ

前もって調べておいた結果

何もしなくても普通に載る!

予定です。

一応、嵩上げ用の台も用意しておきましたが。


慎重に、水栓バルブにも注意をしながら、10分少々


洗濯機設置

無事何事もなく載りましたーっ!!

ふつうに。



この後、底のホースの余裕をみるためにも20ミリほどの嵩上げをしつつ、給排水を接続、試運転をして漏れもチェック。


無事作業を終えることができました♪


Kさんに喜んでもらえたのはもちろんですが、お付き合いのあるお店だったみたいで、この写真をお店に見てもらうよ!とも言っておられました。


これで、次も不安なく買い替え出来そうだよ!

とも。



今回の件で思うのは、どちらかというとお店の人間と現場の人間の対応が、“せめて”逆じゃない?

そう思うのです。


売場の人間が杓子定規で型にハマっているのは仕方ないかもしれないけれど、現場の人間が型にハマっている。


現場の人間こそが、その日々の経験を活かし応用が出来なくてはならないはずなんですよね。


私自身は、どちらもというか全てに関わらせて頂いておりますので、大概のことは判ります。

モノの流れ、コトの流れもある程度は判っているつもりです。


現場の人間は、ある意味最後の砦。

この対応いかんですべてが変わると思うのです。

私たちの現場も都度全く同じ状況になることはそうそうありません。

それ故に、日々よりよい方法を考えることの積み重ねなのだと信じています。



そんな厳しくも愉しい場所が現場なのです。


私はそんな想いの詰まった現場が大好きなのですが、今回はフィールドは違えど、早く数だけをこなそうとしてる(私の思い込み⁈)ことが気になって仕方ありません。


私も好きな方のお店だっただけにちょと残念でした。

少し前まで顧客満足度一位って謳っていたりしたのですが、こういったことも原因だったりするのかな?


私たちは、超零細企業なのでこういった対応はしたくないし、私の目の届く範囲でのお仕事を目指しているので大きくしたいとも思っていません。

一球入魂。

一家入魂です。


ヒトのフリみて我がフリ直せ。


ひとつひとつ、大切に向き合ってまいりたいと思う今日この頃です。

くろの割合が増える車窓をみながら帰ります〜




いつもブログをお読み下さりありがとうございます♪



私たち那須住宅は栃木県大田原市、那須塩原市、那須町を中心に高気密・高断熱住宅を自然素材を使って新築・リフォーム・リノベーションの設計、施工を行っています。


耐震等級3(許容応力度計算)・UA値0.3・C値0.3・自然素材でつくる工務店です。



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