昨日、無事断熱ワークショップが終了いたしました♪
壁下地の一部が終わっていなかったので、断熱材を留め付ける下地工事も少しだけお手伝い頂きました!
なぜここが必要なのか? 昔の建物であれば入っていない部分です。 今回は、弊社の標準仕様裸の断熱材ではなく、ホームセンターでも入手可能な防湿(気密)シート付のいわゆる袋状のグラスウールを使用しています。
そのために気密層を連続させていくために必要な下地納まりです。
木下地に気密シートを貼り、その上から石膏ボードを張りつけ挟み込むことで気密性を高めていきます。(後ほどテープも併用するので、長期にわたり性能を保っていきます。)
ちなみに今回使用しているサッシはアルミ製のサッシなのですが...
実はこれ、以前に現場で寸法間違いのために廃棄されてしまうものを頂いて保管していたものなのです。
本来は樹脂製のサッシを入れるつもりでしたが、今回はこれです!!
(その理由は来月のワークショップにつながっていくのです~)迄ご期待?!
昨今の住宅に欠かせない高気密高断熱
これを実現させる基本要素は断熱材をどう入れるかがすべてなのです。
内装や外装の仕上げはそれぞれあるのですが、
大切なのは見えない構造部分の気密層、断熱層、防湿層がどこにどうあるかなのです。
断熱材がグラスウール等の繊維系断熱材でいえば
室内側から
①室内で発生する湿気を入れないための気密層
②空気を溜め込むための断熱層
③外部からの水分を入れない防水層
④外部の湿気を排出するための通気層
この順番がとても大切です!
梅雨時期にカッパを着て蒸れ蒸れになり
汗だか、雨濡れだかわからなくなった経験はありませんか? 防水をしても湿気を排出する機能や着方をしなければ、とても不快な思いをします。
冬にダウンやセーターを着ると温かいですよね! ダウンの表地は、通気性はあまりないですよね。
でも、セーターだけで風のある日に出かけたら... 寒くなかったですか??
ダウンやセーターには空気を溜め込みやすくなるよう厚みを持たせています。 セーターだけでは風通しがいいので、上着を着ないと体温で温まった層が風で追い出されてしまうのです。
お家に断熱をするということは、
お家に温かいダウンやセーターを着せてあげることと同じなのです!
(※夏は??今時でいう長袖の空調服を着ているイメージです。)
私自身の失敗例でいうとー
昨シーズンの冬に某作業服店でフリースを買ったのです。
普段は温かく重宝しているのですが...
少し動くと蒸れて汗冷えをしてしまうのです。
安くていいなあと思っていたのですが、透湿性はあまりなかったようで脱ぎ着をくりかえさなくてはならなのです(泣)
冬山ならとても危険な服でした!!
(山にはアウトドア・スポーツメーカーのものを着ていきます♪)
さて、話を戻して断熱工事
今回は、壁には、白いセーター(断熱材)
天井には、赤いあたたかな帽子(断熱材)を着ていきます!
裾から冷たい風が入ってこないように
床の取り合いにシートを延ばして、
ズボンにイン!(床の気密シートと連続)できるようにします。
天井側は、今回は襟短め
フード付きの帽子をかぶる予定です。
首元もあたたかな仕様です! 天井の断熱材を入れた後に、気密シートを壁まで連続させていきます。
普段は、主に大工さんたちがやる工事ですが、
今回はその重要性を感じてもらいながら、施工を体験していただきました!
断熱材の切り方、コツなども交えつつー
手際よく作業してくださいました!!
天井も少し体験していただきました。
おかげ様で壁もきれいに施工されています♪
外は、雨でしたが
悪天候の中、ご参加頂きありがとうございました。
次回、ワークショップは2/23(金・祝日)予定です。 内容は、断熱窓。
“内窓をつくっちゃおー!”です。
プラダンの簡易内窓と木枠内窓を作ってみたいと思います。
(アルミのサッシを取り付けたのも、これができるから~♪) まだまだ、寒かったり温かかったり...
でもやっぱり寒い日も続きますので、皆様ふるってご参加お待ちしております~♪
詳細はHPへアップしていきますが、
気になる方は、お気軽にお問い合わせくださいませー
3月の竣工までまだまだあるようで、意外と工事している時間がありません(汗) ワークショップの日だけでなく、お手伝いくださる作業を体験してみたい方、
ぜひぜひお問い合わせの上、ご参加ください!!
最後に
断熱材がどれだけ空気を含むことが出来るのか!! コンパクトなダウンジャケット
羽毛布団を圧縮袋から取り出すような動画を。 (撮影者さんから“かつサンド~♪”なお声が(笑))
幅50cmくらいの梱包をあけると…
18cm×8枚 役3倍の1m44cmになるんです!
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