先日のお休みに久々の中禅寺湖です。
家から見る那須のお山の上には、雲もたっぷり
ずぅーっと見渡していくと日光方面は快晴!
そんな訳で向かったのは、こちらです♪

雪の中のホワイトカヤックがしたかったのですが…
暖冬のこの冬は、雪も少なく
出艇のときに雪へ下ろしたのに、帰ってきた時にはほぼなくなっていました。
積雪も少ないためか、中禅寺湖は見たことのない渇水で、夏には湖水浴場になるブイがオモリごと出てしまっています。

人って自然の前では、何も出来ないのです…
この日は、予報どおりで少し風も強め。
それでも出艇です!

というのも
少し前にいつもお世話になっている方から、自然の中に出てみれば、きっと答えが見つかるんじゃ。
なんてお話ももらっていて、しっかり漕ぎにでました!
向かい風でうさぎも跳ねれば、うねりも大きめ。
冬のこんな日に湖面に出てる人は、だれもいません。
でも、そんな時でも愉しめることがうれしくて出かけてしまいます。
だんだんに車の音は消え…
聞こえるのは
風の音、湖面を漕ぐ音だけになっていきます。
まわりを見渡し、ふと気になることが。
それは、観光シーズンに活躍している遊覧船!
あの大きな船が見当たらない。
どこにしまってあるんだろう⁇
そんなことを考えながら…
それでも自分は湖面にいる。
シーズンに関係なく好きな時に居ることが出来る。
動力は、自分のチカラのみ!
行ける範囲は、自分次第だけど!
大きな遊覧船は、
観光シーズンだけで、乗る時間も乗っていられる時間も決まったもの。
大きなエンジンで、座っているだけで案内してくれる。
行き先も決まったコース。

湖の真ん中で風と波にもまれながら…
これって、自分の仕事も同じなんじゃ?
と、ふと思う。
大手のメーカーさんや建売住宅のように決まったものを作っていくよりも…
小さな会社でもこだわりを持ち、漕ぎ続けられるような技術を磨く。
たくさんの方を乗せるようなことは出来ないけれど、ひとりずつ一棟ずつにしっかり寄り添い、共に漕ぎ続ける。
小さなフネだからこそ、
何があってもいっしょに目的地へ行くためのスキルの向上も欠かせない。
小さなフネで外洋を横断するような命をかける冒険をすることはありません。
小さなフネで出来ること。
小さなフネでしか出来ないことに全力で挑みます!
遊覧船では、絶対に見ることが出来ない景色があるのです!!

大きな船で降りることが出来るのは、決まった桟橋や港だけ。
対岸の浅瀬で好きなだけ、自分の時間を愉しむ。


こうしてたどり着くことの時間こそが
“幸せ時間”です。
そんな時間と暮らしをつくることが私のお仕事。
なので、
私を信じて下さる方には、遊覧船の旅を勧めることはありません。
小さなフネの
“CANOE TRIP”の安心と安全を水先案内人が責任を持ってご案内致します!
荒れた湖面も訓練のようなもの。
けれど、無茶をするようなこともありません。
安心安全のために、その判断を下すことも時には必要となります。
それも日常の訓練の賜物です。

冬は冬らしくあってほしい…
夏の水不足も心配です。
今年がたまたまならいいのですが、温暖化沸騰化を止めるのは、一人ひとりの思いと行動から。
暮らし方やその工夫が大切なのは、間違いありません。
時には自然に触れ、そんなことを感じてほしいと思っています。
半日ほどですが、
頭の中を整理しながら、のんびりお休みを過ごさせていただきました〜♪
登山に自転車、カヌーなどなど
やっぱり
人動機付きが最高ですね!
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