今回のお相手はメーカーさんといわれる方々。
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※今回のお話とは関係ありませんが、修理しようと思って探した工具の分解図イメージ
分解図や納まり図とにらめっこするのも大切なお仕事。
住まい手さんの困りごとをお聞きし
解決方法を探し出し、よりよい修繕方法をご提案する。
これも工務店の大切なお仕事だと思っています。 今回伺った先では、住宅ではないもののとある施設。 どうにもできないのか、3か月近く経っても施工した業者は見に来てくれないらしい...
なにがよくないのか? 現場確認をさせていただくと、引戸のソフトクローズ機能が作動しない状況でした。
今回は、急な対応で分解する時間がなかったのですが
メーカー、品番のステッカー(TELも明記)があり 「少しお時間頂きますが、調べてご連絡します。」とお伝えしその場を後にしました。
次の現場へ向かう間に少し時間ができたので
早速メーカーへ
製造年、型番を連絡してみると...
ことあるごとに
『代理店制度をとっていますので。』と言ってくる。 こちらも社名を名乗り、工務店であることは伝えているので、
分解図はありますか?あれば欲しいので送ってもらいたいと...
問屋さんへ発注する際の品番が知りたい旨を何度もいうはめに。
それでも、まだ歯切れの悪い回答なので
「??」 訳が判らないので、「直せないのですか?」「そもそも古いのでないのですか?」
と聞くと、そうじゃないです。
「直接売ってくれと言われることがよくあるので。」と
ま、そういう同業者がいるのも悪いのでしょうが… あれば、図面や型番が知りたいだけなのに。
勝手な憶測で疑惑をかけられ理不尽は対応をとられる。
普段、お付き合いが少ないメーカーさんだとこうなるのか??
こんな似たような話が今年だけで、3件目。 さすがに愚痴っぽくなってしまいます。
それでもさらにこの方は、畳みかけてくる!!
「出来たら、新築当初の代理店に聞いてもらえませんか?!」 「代理店には必ずデータがあるので...」と
もう訳がわかりません。
調べる気がないというか、正直呆れました。 「判っていれば、あなたのところ(メーカーさん)にかけませんヨネ。」 「仮に当時の施工店、代理店をお施主様に聞いて解決できるなら、私要りませんヨネ。」 「困っているお施主様がいるのだから、対応出来るであろう第三者の工務店(私)ではだめですか?!」
「貼ってあるステッカー、今かけている連絡先の意味は?」
いろいろ言ってしまいました。
この連絡先も専門部所ではなさそうなこと言ってるし、ならば設計なりアフター担当に繋いでくれればいいのに。 その後は、ネット上の部品カタログ上であーでもない。こーでもない。(両者閲覧状態)
現地を見ていないので、正確な返事が出来ないとか
(だから判る品番を伝えてるし、そうでなければ見に来てくれるのか)ココロノコエ
(必要なら写真も送るけど。。。)ココロノコエ
(状況を確認してきた本人が聞いても信じてもらえてないの?)ココロノコエ
品番は特定できたものの、セットでしか発注できないとか
(それは仕方のないこと、だれのせいでもない。)ココロノコエ
実はカタログ外品らしい
(えっ?!どうゆうこと。でも発注はできるらしい)
寸法が微妙に違うとか (0.2mmの違いにこだわる)
そんなこんなの口頭のやり取りを一時間。
結局なんの資料もいただけませんでした。
近々、現地分解採寸が必要な感じです。
特注でもないふつうの部品。戸車ひとつのために、大の大人が二人で小一時間。 きっと、だれも得をしないであろう時間が過ぎていきました。
経済成長と共に量を作って売る!
付加価値を追加して売る。
消費社会(浪費社会)は相当前に終わっている気もします...
やっぱりなかなか抜け出せないのですね。
日本的といえば日本らしい状況でもありますが。
もともと日本人が持ち合わせている
「MOTTAINAI」とか
『直して使う』 という価値観は大きな会社には必要ないのでしょうか。
便利な機能は、将来不便になりえることを考える必要があるとも思う。
ちなみに。。。 水回り系のメーカーさんは、ライフラインに直結しているからか
多種多様な年式品番(これもどうかと思うけど)があっても部品データの管理は行き届いている気がします。
そんなリフォーム相談当初の裏側のやりとり。 いろいろなメーカーさんと話をしてはいるけど、
メーカーさんからみて工務店ってなんだろう?
ほぼユーザーさん扱いなのか?
メーカーさんには修理窓口もあるので、
任せてしまえばこんなこと考えないんだろうけど...
目の前で困っている方にお会いしたら、
なんとかしたい!と考えてしまいます。
お節介かもしれないけど。
日常の困りごとの窓口となるのは、他の誰でもない工務店のお仕事のはず。
大工さん、工務店はもっと社会をかえるピースであるはず。 そんなもどかさを感じた日。
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